【食文化】あつまれ『イギリス料理』!
How do you do?
どうも、食べることと料理が大好きなじゅんです。
イギリスにお嫁に行くよ!と友達や同僚にいうと、「えー、ご飯大変だね。」「何食べるの?」「お米送ろうか?」...etc などの哀れみのお声をたくさんいただきました。
(ちなみに上司の方からは退職?結婚のお祝い?に明治屋さんの日本食セット段ボール1箱をいただきました。実際イギリスでも大変重宝しております。)
さっそく出ました『イギリスあるある:ご飯不味い説』。
今回は『イギリス料理』なるものをまとめていきたいと思います!
1. これはいけるぞ!ロースト系
「ロースト」と聞くと、日本ではロースト・ビーフやロースト・チキンを思い浮かべる方が多いと思います。そうです、イギリスはなんと言ってもロースト・ビーフ発祥の地!美味しいものもちゃんとあります。苦笑
オーブンでじっくり焼いたお肉、その肉汁で作るグレービーソース。フレッシュな茹で野菜とお好みのじゃがいもで、ロースト・ディナーの完成です。
お肉はお好みのものでOK!牛肉の他にも、鳥、豚、羊、なんでもござれ。塩コショウとハーブを簡単にまぶして、オーブンに突っ込むだけです。焼き時間はそれぞれの肉のかたまりによりますが、約1時間〜2時間が平均的です。
ちなみにイギリスでは「サンデーロースト(Sunday Roast)」と言って、日曜日は家族みんなでロースト料理を囲んで一家団欒するのが習わしです。パブやカフェでも「サンデーロースト」を提供するお店もあります!「ディナー」と聞くと仰々しいですが、非常にシンプルで素材を生かした料理方法です。
うちの旦那さんは、日本に住んでいたこともあるので和食大好きですが、「ローストに勝るものなし!」だそうです。
2. 元気はつらつ!朝ごはん系
イングリッシュ・ブレックファースト
もう見ただけで胃もたれがするのですが、本当にごくたまに無性に食べたくなるやつです。
写真は近所のカフェで頂いたイングリッシュ・ブレックファースト。『フル・イングリッシュ(Full English)』と呼ばれるものは、この写真のものにトマト、マッシュルームが出てきます。パンはだいたいトーストしたものか、焼いてないものを選べて、ハッシュブラウンの代わりにチップス(ポテトフライ)がのることもあります。朝ごはんというより、お父さんのビールのあて、といつも呼んでいます。
レシピ?全部油をよくひいたフライパンで焼くだけです(煮ビーンズは缶詰あたためる)。通称:Fry-Up(フライ・アップ)。
ちなみに、スコットランドに行くとハギスという、羊の胃に内臓とか血とか色々詰めたやつが登場します。結構癖があるので、好みではありませんが。
労働者大国イギリスならでは。みんなこれ食べて元気いっぱい働いてたんだなぁと。だいたいこれ食べると一日持つので、コスパ良く節約になります。苦笑
キッパー(Kipper)
朝からお魚食べたいっていうのは、島国あるあるなのでしょうか?
イギリスもお魚を朝ごはんに食べたりしますよ!
ニシンなどのお魚の燻製をキッパー(kipper)というのですが、意外にこれが和食に近い味がしたりして、ハマります。ホテルの朝ごはんなどでも用意してくれているところが多いです。
3. イギリス人の大好物!
フィッシュ&チップス
イギリス料理の定番といえば、これ「フィッシュ&チップス」!
時々家族そろって食べに行くのですが、わざわざこれの必要なくない?といつも思ってしまう一品。だいたい1,000円くらい持っていけば大人一人十分食べれるので、レストランに比べると安いなぁという印象。
お魚は白身魚を色々選べます。人気で安いのはCod(コッド)と呼ばれるタラの一種。あとお魚は5種類くらいあります。 揚げたては、ころもカリカリ&お魚ふっくらでなかなかいけます!が、お店によっては古い揚げ油の可能性もあるので、胃もたれに注意です。
オススメの食べ方は、
①まずは塩で揚げたてをパクリ
②次にレモンを絞って熱々のうちにパクリ
③次にモルトビネガーというお酢をビシャビシャにかけていただき
④どうしよもなくなった部分をケチャップでしめます。
(イギリスではチップス残しても誰も怒らないから、芋は残しても全然OKです。)
シェファーズパイ(Shepherds’ pie)
パイと聞くと、アップルパイなどのスイーツ系を思い浮かべると思うのですが、イギリスのパイは立派なご飯!特にシェファーズパイは冬定番の晩ごはん。
二層になっていて、下は挽き肉、上はマッシュポテト。それぞれ作って重ねたものをオーブンに入れるだけでとっても簡単!表面はフォークでシマシマの模様をつけるのですが、牧場の草を意識しているらしいです。
使う挽き肉の種類で料理の名前が変わります。
・牛挽き肉:コテージ・パイ(Cottage pie)
・羊挽き肉:シェファーズ・パイ(Shepherds’ pie)
4. お砂糖もりもりスイーツ系
紅茶
イギリスといえばアフタヌーンティー。5つ星のホテルでいただくアフタヌーンティーもいいですが、お友だちや親戚の家に遊びに行った時にふと出される紅茶も大好きです。
人それぞれ好みが違うので、それぞれに合わせておもてなしするのが英国流。ミルク入れる?お砂糖はあり、なし?濃さは?などを聞きながら、そのお家の主人がお茶を淹れます。あれこれ注文をつけるのは全く失礼にあたりませんので積極的に自分の好みを伝えてください!会話が弾んで仲良くなれます!お砂糖ティースプーン2杯くらいまでは普通です。
ちなみにイギリスのブラックジョーク、
「アフタヌーンティーはイギリスの文化というけど、お茶はインド、砂糖はラテンアメリカ、茶器は中国だよね〜。」...イギリス要素ないじゃん。
スコーン
イギリスのお菓子の定番といえば、スコーン。おうちでも簡単に焼けるので私も大好きです。
材料は、小麦粉、バター、牛乳、お砂糖、ベーキングパウダー。
混ぜるだけ、焼くだけ、30分あれば完成しますよ!型抜きもおうちにあるグラスやコップなどでしてしまってばっちりです!
食べ方は、少し温めたスコーンにクロテッドクリームという生クリームの親玉みたいなクリームをのせ、ジャムをのせ、挟んでいただきます!(イギリス人にはジャム先派とクリーム先派の派閥がありますのでご注意。)
とんでもない甘さのお菓子が色々存在しますが、またスイーツ編はまとめていきます〜
5. どうしてこうなった?やばいイギリス料理たち
今度ランキングを作ろうかと思っています。謎の料理の数々。イギリス料理世界一、イギリス食テロをご覧あれ。
ハギス(Haggis)
羊の胃に内臓とかを詰め込んで茹でたもの。主にスコットランド地域で食べられているのですが、見た目のインパクトが。
うなぎゼリー(Jellyied eel)
鰻重、蒲焼、白焼どころじゃありません。うなぎのゼリー寄せです。最初にJellied eelって聞いた時は、「あーサメの形のグミみたいな感じ?」とお菓子かなんかを想像したのですが、本当にうなぎがゼリーになってました。
これ以上のコメントは差し控えます。
トーストのサンドイッチ(Toast Sandwich)
もはやうそだと信じたい逸品。
トースト・サンドイッチ(英語: toast sandwich)は、バターを塗ったパンにトーストを挟み、塩とコショウで味をつけたサンドイッチである。その原型はイギリスのヴィクトリア朝時代まで遡ることができ、1861年に発行されたビートン夫人の『家政読本』にレシピが収録されている。
まとめ
多分あれですね、食テロって本当にテロなやつです。