2021年10月、コロナ真っ只中にイギリスにお嫁にきました!国際結婚、海外移住、退職、就活、イギリス料理・・・

2:大英博物館で世界中を旅する|✴︎ロンドンでしたい100のこと✴︎

How do you do?

ロンドンよりじゅんです。

 

今回のロンドンツアーは、

British Museum (大英博物館)』またの名を「盗品博物館」

 

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圧巻の大英博物館エントランス

 

世界で一番展示品の数が多いのが、この大英博物館

その数なんと約800万点。世界中から人類史において大事な資料が集められています。「人類の歴史、芸術、文化を専門とする〜」ってWikipediaには紹介があるんですが、つまり、なんでもあります。

美術も古代エジプト古代ギリシャラテンアメリカ、アフリカ、もちろん日本やアジアの展示コーナーもあります。見る順番は特に決まってないので、自分が気になる展示室を見つけてレッツゴーという格好です。

 

本気で全部見て回ると丸一日は余裕でかかるので、おすすめ展示をピックアップしてみました。

 

①教科書の世界!古代エジプト

世界史の教科書で一度は見たことないでしょうか、ロゼッタストーン

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エジプトコーナーのトップバッター、ロゼッタストーン

 

なんだそれ?という方のために、簡単なご説明を。

ロゼッタストーンは今から2,200年程前(紀元前)に作られた石柱。このロゼッタストーンには、3種類の文字で同じ一つの文章が書いてあります。

この石の研究をしていたシャンポリオン博士は気がつきました。つまり、この石を研究することで、ヒエログリフ(あの鳥とか牛とか人とかの文字)の意味がわかっちゃう!というすごい石。

 

要するに、

関西弁と標準語と中国語が並んで書いてあって、韓国の人たちが関西弁理解できるようになった!みたいな感じと思ってください(適当です)。

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一生わかる気がしない古代エジプト文字

ちなみに、わたし的大英博物館の一押しのお土産はロゼッタストーンのジグソーパズル(800ピース)」

ねぇ、終わる気がしないよね。

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ロゼッタストーンのパズル約2,100円。お土産にどうぞ。

②エジプトのミイラたち

日本でも時おり開催されている大英博物館 ミイラ展』ですが、そのミイラたちはここからやってきました!

大英博物館が所蔵するミイラの数、なんと6,000体!一般公開は本当にごく一部。日本で公開されたのが6体だけだと思うと、恐ろしい数です。

( 公式ホームページ:Human remains | British Museum

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写真撮ったら幽霊うつるかな、とか思っちゃいました。

死んだ人だよね、これ、と思うと結構グロテスクな感じです。大人も子どもも食い入るように見いていました。

あ、ネコのミイラもあるんですよね。

 

③日本コーナー!(三菱商事協賛)

ミイラ見たあとに、日本のハニワ見るとすごく癒されるのは私だけでしょうか。古代から日本はゆるキャラ文明です。

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「はにたん」という地元・高槻のゆるキャラが!親近感を覚えました。

こちらには縄文時代〜中世、江戸時代、近代という時系列で日本の展があります。

サムライ・アーマーも!(鎧と甲冑)2018年に日本コーナーはパワーアップして帰ってきています。

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強そうな ”Samurai Armor(サムライ・アーマー)”

今回は見られなかったんですが、葛飾北斎はイギリスでも非常に人気。少し前まで北斎の特別展示も開催されていました。お土産コーナーでも、有名なあの絵がたくさん並んでいます。

 

④中国4000年の歴史!中国と南アジアコーナー

中国コーナーは日本の倍ぐらいの大きさがあります!なぜかインドなどの南アジア地域もまとめられてますが、こちらも教科書で見たことある!といった展示品の数々。

中でも陶磁器コレクションは本当に沢山!

www.britishmuseum.org

 

ラテンアメリカコーナー

モアイもあるよ、大英博物館。ここまで来たらもう何でもあり。

ちなみに昔のイギリス人たちは、地球の裏側にあるモアイの頭、その爪先がストーンヘンジだ!なんて思っていたそうですが。(ストーン・ヘンジとは謎の巨大な石が輪になって並んでいる、イギリスにあるミステリーサークル。)

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モアイもアリマス

気になる入館料は?

これだけすごい展示品の数々なら、入館料も結構するの?と気になるのですが、実はタダ!ナショナル・ギャラリーもそうですが、入場無料となっています。

と、言いますのも、ご寄付で成り立っていると言うからすごいです。いたるところにお布施箱が、、!心を込めてご寄付をして鑑賞を楽しみましょう。

 

現在はコロナ対策のため、混雑緩和のため入場人数を規制しています。オンラインでメールアドレスなどを登録、事前に予約しておくとスムーズです。

もちろん、オンラインでの予約時にあらかじめご寄付をすることも可能です!

 

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公式ホームページより。オンラインで入館スムーズ!

 

大英博物館』またの名を「盗品博物館」

このすごい展示の数々が、実はひとりのお医者様の個人のコレクションがはじまりだったとは、これまた驚愕です。一般公開は1759年。

 

今では800万点にのぼるコレクションですが、その大半がイギリスが植民地を求めて世界中に進出していた中で集められたもの。エジプトに至っては外交問題にまで!ミイラ返せ、石返せ、で批判殺到の博物館でもあるのです。なので、盗品博物館、や強盗博物館、略奪美術館など言われているわけです。

 

以前、中国人のルームメイトと大英博物館を訪れたことがありますが、

 

中国人ルームメイト:「中国の文化遺産かえせ!」

イギリス人の反論:「イギリスのテクノロジーのおかげで人類史の研究は発展したんだから、そこは感謝だろう?」

 

今日も"グレート"なイギリスでした。

(もちろん全イギリス人の意見ではないので悪しからず)

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”グレート”なエントランスは結構好きだったりします