2021年10月、コロナ真っ只中にイギリスにお嫁にきました!国際結婚、海外移住、退職、就活、イギリス料理・・・

【まとめ】英国ビザ取得まで(2021年10月取得)

イギリスに行くことは決めたけれど、一番の問題はビザ!

日本のパスポートを持っていると6ヶ月(180日間)の滞在については、語学学校に通うっていようと、ホームステイをしていようと基本的にビザの取得は必要なし。やっぱりすごいぞ、日本のパスポート!と思うのですが、長期滞在となるとビザ問題は避けて通れません。

※ちなみに、ビザについてのルールは随時変更されているので、最新の情報はイギリス政府のホームページで確認を!

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世界を旅しよう

私の場合は日本国内で先に結婚したので、配偶者ビザ(Spouse Visa)という括りで申請をしました。いろいろな家族の形があるイギリス(例えば、Civil partnership等、同性の結婚 or 結婚ではないけれど一緒に生計を共にする男女…etc)。パートナーの生い立ちや、状況によっても申請するものが違います。なので、私の場合は、ということでご了承を。

時系列:ビザまでの道!

2021年5月:日本にパートナーが来日。約2ヶ月だけ同居。(ちなみに、出会ったのは2014年。お互いが行き来して、約10回ほど行ったり来たりしながらお付き合いをしていました。)

2021年6月:週末を利用し帰阪、私の親や親戚への顔合わせを済ませ、世田谷区役所へ婚姻届を提出。

2021年7月:豪雨の中、鳥取・島根へ新婚旅行。その1週間後、旦那はイギリスへ帰国。

2021年7月中旬〜8月頭:私の住民票、運転免許証、パスポート、銀行名義などなどの氏名変更手続きを済ませ、いざビザ取得へ申請!ロンドンへの出発に向けて会社へ退職の意向をお伝え。

2021年8月頭:ビザを申請。

2021年9月:ビザはひたすら待つ!今まで貯めていた有給休暇を一気に取得!東京のマンション(賃貸)を引き払って、一人で実家への引っ越し作業。大阪の実家に帰る。

2021年10月1週目:まさかのビザの書類に不備のお知らせ!即書類を取り寄せて再提出。

2021年10月2週目:年内は諦めかけていたビザがついに降りた!

2021年10月2週目後半:すぐに東京へ!ビザとパスポートを受け取り、航空券を予約(シンガポール航空で約6万円)。

2021年10月3週目:コロナPCR検査の予約、英国政府の渡航ルールの確認、イギリス到着後のPCR検査の手配を済ませ、荷物をイギリスへ向け送る(段ボール10箱程)。日本出発⇨イギリス到着!

 

書類!これが必要

婚姻届編

外国籍の方が日本で婚姻届を出す際には、それぞれの出身国によって必要になってくる書類が変わりますので要注意!また、提出する役所によっても求めてくることが異なる場合があります。事前に提出先の役所に電話をしておいて、必要な書類の確認を打ち合わせしておかれることをお勧めします。

日本で先に結婚をする場合(世田谷区役所バージョン、2021年現在)

  • イギリス人配偶者の婚姻要件具備証明書(certificate of no impediment) もしくは、『Affidavit of Marital Status』または『Affirmation of Marital Status 』
  • イギリス人配偶者のパスポートコピー
  • イギリス人配偶者の出生証明書(birth certificate)
  • 日本人の戸籍謄本
  • 婚姻届

の書類が必要になります。

イギリス人配偶者の婚姻要件具備証明書(certificate of no impediment)という書類は、イギリスから持参してもらった出生届を持参し、在日イギリス大使館へオンラインでアポイントメント⇨発行の依頼、といった手順で入手できます。大使館から発行されるものは『Affidavit of Marital Status』または『Affirmation of Marital Status 』という書類になります。東京や大阪といった、イギリス大使館がある地域は特に問題ありませんが、遠方の方はお気をつけて!

因みに、提出書類は全て和訳が必要です!

専門の翻訳サービスなども存在するのですが、利用はおすすめしません。理由は、①自分で翻訳したものでも十分受理してもらえる、②翻訳サービスは高い、③余計な時間がかかる、などです。

私の場合は、全てコピーを取り、本文の横に自分で手書きで翻訳をつけました(ちなみに旦那のパスポートの翻訳も必要でしたが、失念して持参せず、世田谷区役所の職員方が機転をきかせてその場でコピー⇨その場で訳す、という怒涛の作業を行いました)。

なんとかかんとか、6月末日婚姻成立!結婚したよ感ほとんどなく終了しました。苦笑

 

ビザ申請編

ビザの申請はみなさんそれぞれの事情があるので、これが正解!という答えのない大問題です。私自身も、直近イギリスへビザの申請をされた方のブログ等を頼りに、自力で頑張りました。イミグレの専門会社のサポート等もあるのですが、費用が高額だということと、たとえ専門会社を通してもビザに絶対は無い、ということで、『自力で頑張る』という選択をしました。

用意した書類は、

  • 新しい名前のパスポート(日本のもの)
  • 旦那のパスポートのコピー(イギリスのもの)
  • 結婚証明書(和文
  • (英訳)結婚証明書
  • 戸籍謄本:日本では主人が私の戸籍に入りました
  • (英訳)戸籍謄本
  • イギリスの大学で取得した学位修了証書:英語力の証明のため
  • Invitation letter:「イギリスの住居に住んでもいい」というレター(自分たちで作成)
  • イギリスの銀行預金のコピー(収入証明のため)
  • 自営業(主人)の会計書類・納税証明

ふぅ、たくさん。

私たちの場合は、イギリスでの収入要件証明のために主人が証明主として申請したのですが、主人は自営業。しかも今年度はコロナで収入要件を満たしていないため、前年度のものも併せて会計書類が一式必要でした。イギリスの預金残高証明は過去12ヶ月分全てを提出。日本の役所から取り寄せた、「結婚証明書」「戸籍謄本」は、英国政府が認めている翻訳元からの書類が必要、とのことで、超速達で依頼。約1週間ほどで手元にハードコピーが届きました。

【手順】

基本はほぼオンライン、書類なども全てアップロードして提出します。申請料(Fee)の支払いもカードでOK。最終的に指紋や網膜などのバイオメトリックの提出のために、ビザセンターに予約をして訪問→提出。受け取りはコロナの影響で極力郵送をおすすめされます。

  1. イギリス政府のホームページ(GOV.UK)から、オンラインで手続き
  2. 名前や住所などを登録していきます。基本的にガイドに沿って質問に答えていく
  3. 書類をアップロード(会計書類なども含めると膨大な量でした)
  4. 申請料をオンラインで払う(クレジットカードOK)
  5. ビザセンターへのバイオメトリック提出のアポイントを設定
  6. 当日ビザセンターでパスポートを提出 ⇨ 待機
  7. ビザが降りると連絡がくる(メール)ので、郵送か来館でパスポート受領
  8.  

【ポイント】

①高額なので要準備。とにかくビザが降りるまでは、生きた心地がしない日々でした。というのも、ビザ申請(優遇措置サービスあり)+社会保険料?(正式にはNHS費用の前払い)で約70万円程。(1ポンド=150円)

お付き合の証明(写真や旅行の記録)は何も準備しなくても大丈夫でした。イギリスへ旅立たれた諸先輩方のブログを拝見していると、お付き合いの記録を100ページ近くまとめて提出されている方もいらっしゃいました。書類に忙殺されていたのと、きちんと遠距離恋愛の事情をオンラインの申請フォームに入力していたので、大丈夫だと信じて省略しました。

書類ミスっても、意外とフォローしてくれた。 過去のイギリス滞在での経験から、基本的にイギリスが提供してくる公的なサービスは信用してはいけない、と肝に銘じていたのですが、まさかの私のミス!もう年内の渡航も諦めたのですが、意外と再提出の書類を3日くらいで捌いてくれました。結果、優遇サービス利用での期限内にビザが降りて安心しました。

 

結果オーライ、ということで私の渡英準備はなんとか無事に予定通りに終わったのでした!私たちの場合は、主人=イギリス国籍、私=日本国籍。かつ、主人=自営業 in イギリス、住居=持ち家、公的生活補助なし、という条件でのビザ申請でした。みなさんそれぞれ違う境遇にいらっしゃることと思いますが、ご参考までに!