4:自然史博物館のクジラに会いに行く|✴︎ロンドンでしたい100のこと✴︎
How do you do?
ロンドンより、ごきげんよう!
ロンドンのメジャーどころはひと通り見ていたつもりでしたが、まだまだ甘かった!ロンドンに遊びに来た際には、絶対に行ってみて欲しいおすすめスポットを再発見しました!
それは、
「自然史博物館(The Natural History Museum)」
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ロンドン自然史博物館
Cromwell road, South Kensington, London, SW7 5BD
開館日:月〜日(10:00~17:50)
地下鉄サウスケンジントン駅から徒歩5分
※現在オンラインで入館予約受付あり※
個人的な感想をひと言で表すと
「無料のUSJみたい!!!!」
その規模は展示数8,000万点。自然科学系の博物館としては世界トップクラスと言われており、東京・上野の科学博物館「地球館」6倍の規模と。
前回お伝えした大英博物館もそうですが、こちらの博物館も基本の入場料はタダ。こちらもまた来館者やサポーターからのご寄付で成り立っているので、未来の科学者育成のために寄付をして、展示を楽しみましょう!
入場料は基本タダですが、非常に人気の博物館なので、ネットから事前予約して、レッツゴー!
今回も5つ見どころをピックアップ。
1. 巨大なクジラにハロぉぉおー!
自然史博物館のメインエントランスを抜けると、会える巨大なクジラ。自然史博物館の顔です!
ちなみにこの子はシロナガスクジラで、名前は「ホープ」君。2017年から、こちらの博物館で主役を務めています。(以前は、アンドリュー・カーネギーからイギリス国王にプレゼントされた恐竜のディッピー🦕がおりました)
クジラを中央にたくさんの展示が並ぶ圧巻のヒンツホールは、奥の階段より2階のテラス部分に上がることもできます。クジラの周りを一周!その大きさに圧倒されます。
2. まるでアトラクション!恐竜がたくさん
実はイギリスは恐竜の化石が掘れることで超有名!イギリス南部には、数年前にも新種の恐竜が発掘された「恐竜島」なんてものも存在します。ここ自然史博物館は、恐竜に関してのコレクションが豊富!
1800年代前半に活躍した女性化石発掘家が見つけた化石などがズラリとならび、恐竜好きにはたまらない場所となっています。
3. ロンドンで阪神大震災?震災を学ぶ
自然史博物館は、地球について丸っと学べる博物館。地殻変動や火山活動、そして地震についても。
イギリスそのものは、日本と同じ島国にも関わらず、地震はほとんどなく、お陰で数百年前の石造りの建物がまだ現役で使えるくらいに残っています。そんなイギリス人には、きっと日本の地震というのは想像もつかない未知のできごとなのでしょう。
ロンドン自然史博物館では、阪神大震災をモデルにした地震体験コーナーがあります。
実際に床が揺れる仕掛けがあり、本物に近い地震を体験できるコーナーで、たくさんの人が地震について学んでいました。3.11東北の震災の展示コーナーもあり、多くの人が関心を持ってくれているのに、日本人として感動です。
4.『安心してください!はいてますよ、、?』,,,全然安心できない「人類の進化論」
「最も偉大なイギリス人」投票TOP5に選ばれたこともあるチャールズ・ダーウィン先生(1809-1882)は、「進化論」で有名な科学者です。またダーウィンは冒険家でもあり、船に乗って世界中を旅しながら、生き物や自然について研究をしたそうです。「ダーウィン館」という、ダーウィンの名前を冠した新しい展示施設もできました。
ダーウィン先生は、先ほどのヒンツホールに今も座っていらしゃいます。
人間も含めて、全ての生物が共通の祖先から進化したという「進化論」の考えを始めて提唱したのがダーウィンになりますが、こちら自然史博物館にも人間の進化コーナーがあります。
なんだかカッコいい感じにスタートしました。
頭蓋骨とかが並んでいるとグロテスクな感じがします。大英博物館のミイラに続き、イギリスの博物館では人体模型を堂々と飾っちゃう感じで、だんだん慣れてきました。
ホモサピエンスから進化して、そして今日のわたしちに至るのだな、と思うと感慨深いです。
なんて考えながら歩いてると、、
ん???
「安心してください!はいてますよ」という声が聞こえてきそうなご先祖様が。
なんでこのポーズにした?
とにかく明るい安村さんのネタはこんなところでも流行ってるのか〜と、思いました。
と、思い後ろを振り返ると、全然安心できない風のご先祖様が、、、
ポーズとか葉っぱとかもうちょっとなかったのかな?と思い、沸々と湧き上がる笑いを堪えてひとり「人類の進化」を後にしました、、
5. その全てが美しい!建築と装飾
動画でもご紹介しましたが、私の個人的ないちばんのおすすめポイントは、建物そのものです。
最初にご紹介したヒンツホールの天井は、1枚ずつ違う植物のタペストリーのタイルで覆われています。柱に目をやると、かわいい小猿の石像があちらこちらに。この建物を作った人の労力を考えると、小猿たちがすべて違うポーズなのは本当に凄い。美しい外壁にも、トラや象など、いろんな動物がところどころに隠れています。
ぜひロンドンにお越しの際は、クジラのホープに会いに来てみてください♪